2017年2月10日金曜日

別離

ぼくにあって、きみにないもの
きみにあって、ぼくにないもの

きみにたずねて、わからないこと
ぼくにきかれても、ぼくがこまること

きみにぽっかりあながあいて、
ぼくにはそれがわからないけれど、

きみがわからないことが、
ぼくにはわかることがあって

そうやって、
わからないことが、
ぼくときみをつなぐ

わからないことを、いつもはなして、
けれども、いちども、
なっとくとか、りかいとか、
わかりあったとか、

そういうことがおとずれたふりをするばかりで、
そういうことがあったことにしておくことで、

なんとなく、
つながっているような、いないような、
なにもないようで、あるような、

そんなことのくりかえしで、
だからきみのぬくもりや、かなしさを、
のがすわけにはいかないような、
ぼくはなぜきみとともにいるのか、いないのか、
それもわからなくて、

そして、すぐにきみとつながろうとするけれど、
それもわからず、

でも、ひとりではいられないから、
ぼくもきみも、
ひとりではいられないから。